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ナポリタン。
日本を代表する洋食パスタって感じで
お箸が似合うパスタ選手権があるなら、
ナポリタンか、たらこパスタじゃないかと
勝手に思っている。

それほど作ったことはなかったのだけれども、
『フェルマーの料理』という漫画に登場する
ナポリタンがとても美味しそうだったので、
その漫画と同じレシピ、工程で作ったものと、
普通に作ったもので違いがあるのかが気になり、
どちらも作って食べ比べをしてみた。

試した結果の感想。
「ナポリタン、うまい！」
野菜とソーセージをケチャップで炒めるだけの
シンプルなパスタだけれど、
思っている以上に美味しかった。

僕の料理の腕が
漫画の主人公には遠く及ばなかったこともあり、
作ったふたつのナポリタンにさほど違いはなく、
どちらも遜色なく、ちゃんとおいしい。
という結果になった。

『フェルマーの料理』バージョンは
いくつか変わったことをするので、
それをやっているのは楽しかった。
けど、シンプルに作ったナポリタンの方も含めて、
この料理考案した人、すげーな。
という感想になってしまった。

僕なりに思った、ナポリタンのよさは、
「麺から芯を抜く」こと。
普段のパスタは芯をちょっと残した方が
美味しいと感じることが多いけれども、
ナポリタンにおいては
芯を完全に抜いて、ちょっと茹ですぎたかな
と思うくらいがちょうどいい気がする。

日本独自に発展したパスタのようなので、
やっぱりのどごしが大事なのかな。
パスタと蕎麦の間くらいの料理と思って作った方が
美味しくできる気がする。

いやー、身近な料理すぎるし
子どもに人気のイメージが強くて
最近食べてなかったけど、ナポリタン、よかった！

神保町の有名喫茶店「さぼうる」にある、
ナポリタンからケチャップを抜いたと思われる
パスタ料理「イタリアン」が好きなので、
今度はこれを作ってみようかな。
　
　

久しぶりにピェンロー鍋を作った。
最後に作ったのは10年くらい前かな、
干し椎茸の戻し汁を出汁として作る、
白菜、豚肉、春雨の鍋料理だ。

自分のお椀によそったら
塩と一味唐辛子をかけて食べるという
とてもシンプルな料理で、
美味しいか不安になるくらい
調味料を加えないのだけれども、
これが、めちゃくちゃ美味しかった。
あれ、こんな美味しかったっけ、
というくらい美味しかった。

ちょっと失敗したなと思う点は
小鍋で作ったところ。
大鍋でも全然食べられた。

若い頃はもう少し大味な料理が好みだったので、
ピェンロー鍋はシンプル過ぎて
味気なかった気がしていたんだと思う。
ピェンロー鍋は、大人の料理だ。

素材の味を塩だけで楽しむ
簡単だけどとてもいい料理なので、
よければぜひ。

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ピェンロー鍋

600mlの水で干し椎茸を5個戻す。
戻し汁をそのまま火にかけ、
白菜、豚肉、春雨を好きなだけ、
ごま油を一回し、紹興酒を加える。
戻した干し椎茸は刻んで鍋へ。
自分の器に盛って、
塩と唐辛子を好みの分だけかけて食べる。

〆にご飯かうどんを入れると最高。
とき卵を入れて、醤油と塩で味付け。
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YouTube用に撮影をする際、
事前に理解を深めるために試作をすることが多い。
稀にぶっつけ本番で作る時もあるのだけれども、
事前に決めておいたほうが
撮影もスムーズなので、
基本的には試作した通りに作る。

試作は結構自由に作って、
撮影担当コネギとあーだこーだ言いながら
改良したり、ボツになったりを繰り返して決めていき、
本番は、その結果を受けて、
決めたことを実行するという感じになる。

試作をした結果、
本番ではより良い感じにできることが
ほとんどなのだけれども、
たまに、試作を超えられなかったかなぁと
心配になることがある。

そうゆう時は決まって「なぞっている」時だと感じた。
試作の時の自分の動きを想像して
なぞったように行動をしている時は
それを超えない気がする。

試作を「ふまえて」行動しているときはいいのだけれども
試作を「なぞって」行動していると危ない。

言葉にするのが難しいのだけれども、
目的が前回と同じに設定して行動すると、
前回を模することがだけが目的になって、
廉価コピーっぽくなってしまうという感じだろうか。

気持ちの問題だけとも言えそうなのだけれど、
試作は本番の精度をあげるための存在であって、
試作を模するのが本番という感じに
自分がなってると感じたら
ちょっと違うぞと思えるようにしておかないと。
　
　

YouTube撮影でカッペリーニを作ったのだけれど、
これがとても美味しかった。

冷製パスタは
イタリアンのコースで出てきたときに、
「美味しいけど、あったかいのがいいなぁ」
っと感じたことが記憶に残っていて、
手を出してこなかった。

極細のパスタ麺で作る
冷製カッペリーニは、見た目にオシャレだし、
爽やかに映るので作ってみたのだけれども、
それ以上に美味しくてびっくりした。

作ったのは、カニとホタテの冷製カッペリーニ。
スパゲティーニで作るいつものパスタと
さほど味付けも変わらないため、
辛くない冷製トマトパスタ、というイメージで、
味が淡白になるのかなと懸念していたのだけど、
全くそんなことはなく、とても美味しかった。

パスタを冷水で締めることで
コシが出る分、ツルッと食べられるのが、
蕎麦とかうどん感覚で口に合うのかなぁ。
暑い季節には、パスタレギュラーメニューに
入れてもいいくらい美味しくて食べやすかった。

kikkakeを始めて、
色んな料理に挑戦することになり
その結果、興味の幅が広がって
料理と食事をより楽しめるようになっているのが嬉しい。
　
　

素敵な食器を買うと、
その食器に盛る料理を作らないと
使うことができないので、
何を作ろうかと考える。

素敵な調理器具を買うと、
早く使いたくなるので
それを使う食材を買うことになる。

形から入るというのは、
よい話じゃない時に使うこともあるけど、
僕は形から入るのはいいと思っている。

自分が動く動機になるなら
なにがキッカケでも問題ないし、
楽しいことが広がるキッカケが
形からか中身からかなんてどっちでもいいことだ。

若い頃にスノーボードをやっていた時は、
雪の上を滑りたいというよりは、
スノーボーダーの格好自体に憧れていた気がするし、
ギターを弾き始めたのも、音楽自体というよりは
憧れのバンドそのものになりたかった、
という感じだった気がする。

ここまで書いていて、思った。
自分って、ひょっとして、ミーハー？
料理を本格的に始めたキッカケは、
YouTubeで「小倉知巳のイタリアンプロ養成講座」を
観始めたからだし、
小倉さんが買っている調理器具から買い揃え始めたし、
なんかキッカケがどれもわかりやすいな。

形から入るということを
素敵な感じで書こうと思って書き始めたのに、
自分を正当化しているような感じになってしまった。

‥まぁでも、
料理も食器も調理器具も全部楽しくて、
ちょっとずつ上手くなっていることが実感できるので、
形から入るの、いいと思う！
　
　

カレーやスープは翌日のほうが
味が馴染むから美味しい。
肉に調味をするときも、しばらく馴染ませる。

馴染むって言葉は曖昧で、
実際になにが起きているかわからないけど、
とても重要な言葉として使う気がする。

転職したばかりで、馴染むのにはまだ時間がかかる。
友達を馴染の店に連れて行く。
おなじみの顔が揃ったね。

思ってみれば馴染むっていうことは
料理だけじゃなくて、
コミュニケーションでもよく使う。
たしかに、新しい場でなかなか溶け込めない時に
「馴染んでないなぁ。」と思っている気がする。

煮込み料理の二日目が美味しいのは、
煮込んで水分を出した食材が
冷ます過程で煮汁を吸い込むから、
と聞いたことがある。
煮物の煮汁がちょっと薄いと感じても
冷ませばちゃんと味がつくから
ぐっとこらえて味を足さないこと。みたいな。

コミュニケーションでも
最初に会ったと時に、
そんなに盛り上がらなかった感じがしても、
次に会った時には「あー、お久しぶりです！」
みたいな感じで、思ったより仲いい感が
出ているときがある気がする。
一度、離れた後で馴染んでいたのかな。

勉強した後、寝ることで記憶が定着する。
喧嘩した後、一旦冷静になって話し合う。
みたいなのも、なんか馴染む要素が
含んでいる気がする。

なんか、馴染むってことが
生活する上で結構大事なキーワードな気がしてきた！
色んなところで馴染むを意識してみよう。